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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第15章 女給の彼女  中原中也


を迎えに来たが、予定よりも早く着いたこともあり、探偵社の下にある喫茶処に入る。


『いらっしゃいませ!』

聞き覚えのある声に女給の方を見る。


「手前何やってんだ、、、」

『えっ、、。ちゅ、中也、、、。早くない!?』


女給の格好をした彼女がいた。
とんでもなく似合っている。

周りを見渡すとやけに野郎どもが多い。


「こっちの質問に答えろ、なんで手前がここにいて、そんな格好してんだ!」

??「私が説明してあげよう!」

能天気な声が上から聞こえる。


「チッ。なんだよ、糞太宰。」

太宰「やぁ、中也!可愛いだろ?ちゃん。」

「早く説明しろ、青鯖野郎。」

太宰「はいはい、そんなにカリカリしていると背が縮むよ?」

「うるせぇ!!!」

太宰「今日はここの女給さんが急遽お休みされてね、最近入ったルーシーちゃんも今日はお休みで、マスターも忙しそうだったしちゃんをお手伝いによこしたのさ。」

「なんでなんだよ、他にもいんだろ?女は」


太宰「いるにはいるんだけどね、愛想も善くて、接客も丁寧、仕事も早くて、おまけに可愛い。それが揃っているのがちゃんだったのさ!まぁ半分は君への嫌がらせだけどね〜」


「手前ー!!!」

『中也、落ち着いて。』

太宰「ふふ、ほんとによく似合っているよ。ちゃん♡」

そう云い乍ら、の両手を握り顔を近づける糞太宰。

2人の距離は少し動けば唇が触れるくらいの距離だ。




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