第14章 言えない理由。太宰治
『ぁあん、んっ。んぁ!』
「はぁ、はぁ、、好きだ。」
ソファーがギシギシと音を立てる。
『あ、ン。私も、私も好きぃ、ぁあん!』
2度目の絶頂を迎える。
1回目は治のモノが入ってすぐだ。
ずっと欲しがってたモノを受け入れた瞬間すぐに達してしまった。
「、もう少し付き合ってくれたまえ。」
身体を回転させられて、後ろから攻められる。
後ろからガツガツ攻められる。
『あン!ん、んぁ、ぁあ!』
1番奥を何度も突かれる、再び絶頂に近づく。
治の長い指が秘部の1番敏感な所に触れる。
『ぁあン!んぁ、ぁン!』
「っく!!」
身体に電流が流れたかのような快感に襲われ、達した。
私がイッてすぐ、治も熱を吐き出した。
「、愛してる。」
『私も愛してる。』
----翌日
敦「太宰さん!お誕生日おめでとうございます!」
「え!私にかい?ありがとう、敦くん!開けて良いかい?」
敦くんの返事を聞く前に箱を開ける太宰くん。
「素敵なプレゼントだ。ありがとう。」
少し驚いた顔をするがすぐに笑顔になる太宰くん。
中身は探偵社の皆んなと撮った集合写真と、写真立てだ。
敦くんが決めたものだった。
理由を聞いた時は驚いた。
"太宰さんはさんだけじゃなくて探偵社全員がいると伝えたくて"
彼は孤独な人だ、私がいてもどこか孤独なのだ。
きっと敦くんも判っていたのだろう。
本当に嬉しそうな顔をしている太宰くん。
きっと伝わったはずだ。
彼の笑顔はホンモノだから。
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『太宰くん、お誕生日おめでとう。』
プレゼントを渡す。
「懐中時計かい?素敵だ。大切にするよ、ありがとう。」
彼と共に時を刻みたいと思い私は懐中時計にしたのだ。
これから先も。一緒にいたいのは彼だけだ。
ドサっとベッドへ押し倒される。
「他にはないのかい?プレゼントは。」
『あるにはあるけど、お手柔らかに、、、ね?』
「勿論だとも!」
二つの影が一つに重なり合う。
-----fin-----