第12章 私のヒーロー 谷崎潤一郎
『っん!んぁ、や。』
医務室には私の小さな喘ぎ声と水音が響いている。
「まだ、駄目。」と言う彼は私の股の間に顔を入れて秘部を舐めている。
キスの後、あの男にされた事を聞かれた。
全て話すと突然押し倒されて、消毒をすると言い出した。
誰かがいるかも。っと抵抗するも今は社員は全員出払っているから問題ないと言われ行為が始まり、今に至る。
『っぁ!ぁン。そこ、や。』
谷崎くんの舌がある一点を攻める。
あまりの快感に腰を捩るも、谷崎くんは離してくれない。
『っぁあ。も、だ、めン』ビクッと身体がした。
その後すぐに身体の力が抜けた。
それを見計らってか、谷崎くんは自身のベルトに手をかける。
カチャカチャっと音が耳に響く。
「僕も限界。が可愛すぎるから。」そう言い乍ら、自身のモノにゴムをつける。
腰をもたれ、谷崎くんのモノが入ってくる。
『っん!んぁ。』 「っく!」
初めて受け入れるモノ。
痛いけど、嬉しい。
「。」名を呼ばれる顔を上げると深い口付けをされた。
『ん、くちゅ。ンふ。ん。』
キスに集中していたせいか、唇が離れた頃には谷崎くんモノは全部入っていた。
「動いても良い?」と聞かれ頷く。
動き始めると同時に快感に襲われた。
『ん、んぁ。ぁン、』 「やばい、凄くいい。」
さっきまで痛かったのに、今は全く痛くない。
身体はもっと、もっとと快感を求める。
『ぁ、あン、んぁ』 「、名前呼んで。っん。」
『ん、んぁ!じゅんいち、ろう、すき。』
「っく!それやばい。」
腰のスピードが上がる。
『ん、ん、ぁあ!も、だめ。』
「僕も。ン。好きだ、。」
1番奥を突かれ、互いに達した。
「愛してる。」その言葉が聞こえた後、私は意識を失った。
-----翌日------
太宰さんに呼ばれ、耳打ちされる。
その日の記憶はほとんどない。
太宰「医務室での愛の情事はあまりお勧めしないよ?何が仕掛けられているか分からないからね?」
そう、太宰は全て知っている。
-----fin-----