第10章 可愛い彼の裏の顔 中島敦
敦Said
最近僕はモヤモヤする。
おそらく原因はこれだ。
『太宰さん、起きてください!国木田さんに怒られますよ!』
太宰「ちゃんからの口付けがないと起きれない、いつもみたいに起こしてくれ給え。」
『キスはしませんし、そんなことしたこと一度もありません。』
太宰「じゃあ、、、」っと言いさんの腕を引き、頬にキスをした。
『だ、太宰さん!!』顔を真っ赤にして怒るさん
太宰『ご馳走様でした、さぁーて、今日はお天気が良い。自殺願望の美女でも探しに行ってくるよ、それじゃあ!』っと事務所を出ていく太宰さん。
僕の身体は勝手に動いていた。
『はぁ。逃げられた。』
「さん、ちょっと良いですか?」
『敦くん、どうしたの?』
「今回の依頼のことで調べたいことがあって、一緒についてきて貰えませんか?」
『うん、大丈夫だよ!行こっか!』何も疑わず、着いてきてくれるさん。
事務所を出て、僕はある場所は向かう。
『敦くん、ここ?』と少し不安な顔をして聞いてくるNAME1#さん。
着いたのは、路地裏。
僕は少しずつ彼女との距離を縮める。
後ずさる彼女。
彼女の背中に壁がついた瞬間、僕は両手を壁につけた。