第8章 甘いお仕置き 太宰治
『おーさーむーー!!!』
拠点に私の声が響き渡る。
上司兼彼氏の太宰治は今日も姿を消す。
中也「またかぁー?」
『はぁ、中也。そーなの、書類の確認してもらいたいのに、、、。』
中也「しゃーねーな。俺が手伝ってやる。」
『ありがと、ほんとに助かる!!今度ご飯奢る!』
治の執務室で書類確認をしてもらい、なんとか期限に間に合いそうだ。
『ふー、終わった!ありがとね、治にも中也を見習ってほしいよ!』
中也「じゃあご褒美くれよ。」
『へ?』 ぶちっと音がした途端、中也の顔が真横に。
ちゅ。っと音がなる。
頬にキスされたのだ。
バン!と扉の音が鳴る
「中也、私のに気安く触らないでくれるかな?」
中也「はっ!俺なら自分の女に仕事任せっきりにしねーよ。あと盗聴器仕掛けたりもな」
盗聴器?中也の足元を見ると小さい盗聴器が壊されていた。
「は優秀だもん。私がするよりも彼女がした方が良いと判断したまでだ。」
中也「盗聴器ぶっ壊されて、慌てて出てきたんだろー?」
一泡吹かせてやったぜ、サンキューな。と言って中也は執務室を出て行った。