第37章 初めてのヴァレンタイン 中原中也
此処が執務室だということを忘れるほど、私たちは互いを求め合っていた、、、、。
ミシッ、ミシッとソファーが軋む音がやけに耳に入ってきた。
『あっ、、、ン、、んぁ、、ちゅ、、や、、好きっ、んぅ』
「ッあぁ、、俺もだ、、、、ッんっ」
自然と重なり合う唇、、、絡み合う舌
何度も何度も愛を伝え合い、唇を重ね合わせた、、、
『ッぁあん!、、あっ、、もっ、、だめっ、、ン』
ある一点を突かれた瞬間、今までにない快感の波が襲ってきたのであった。
中也はその一点を重点的に攻め立てた。
「ッ、、、愛してる、、、手前しか無理だっ」
『ぁっ、、私も、、愛して、、る、、ッぁあん!!』
「ッく、、、イくぞ、っ、、、」
一番奥を突かれた瞬間私たちは同時に達した、、、。
『はぁ、、はぁ、、はぁ、、ンッ』
「ンッ、愛してる。だから俺のそばに一生いてくれ」
『ッはいっ、、、、///』
激しい情事後、まるでプロポーズのような言葉をかけてくれる彼にきゅんとした。
ふとテーブルの上に視線は移動した。
そこで思い出したのだ。
私はテーブルの上に置いていた箱を中也へ渡した。
『ハッピーヴァレンタイン、、、中也、大好きだよ、、、きゃっ』