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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第37章 初めてのヴァレンタイン 中原中也


『?、、あれは何をしているんですか?"尾崎様"』

ふとポートマフィアの事務員の女性が男性何かを渡している光景がたまたま目に入った。

なんとなく二人の雰囲気が気になったのだ。


「尾崎様と呼ぶのはやめい、"姐さん"で構わぬ。おや主は今日が何の日か知らないのかぇ?」

尾崎様、、、否、姐さまの言葉に再び首を横に傾げる私

そんな私に姐さまは、、、、

「ふふ、本当に主は愛らしいのぉ。中也が手放したくないのもよく判る。今日はヴァレンタインじゃよ」

『ヴァレンタイン、、、ですか?』

何となく訊いたことがある言葉だが、実際なんなのかは知らない。
顔を歪ませる私に姐さまはヴァレンタインについて教えてくれた。


そして私は慌てて街へと飛び出したのであった。


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