第4章 難解事件 江戸川乱歩
『はーぁー。』事務所内に響く私の大きなため息。
溜め息の原因それは恋人の乱歩さんだ。
与謝野「なんだい、大きなため息なんかついて。」
『与謝野先生〜。実は、、、』
私はことの発端を話す。
たまたま恋愛ドラマをみた。
男性から女性に告白をするシーンが流れてふと思ったのだ。
乱歩さんから一度も「好き」と言われたことがない!
付き合って3年も経つのにだ。
与謝野「私が好き?と聞いてみれば良いんじゃないかい?」
『それが、、、。』
聞いたのだ!私のこと好き?って。
それを聞くと怪訝な顔で何言ってんの?じゃなきゃ付き合ってないでしょ?
遠回しに言えば好きということだが、私は「好き」と言われたい。
なんでもお見通しなんだから、分かる筈なのに。
与謝野「じゃあ一度突き放してみるのはどうだい?」
『え?乱歩さんにそんなことしてもすぐにバレるんじゃ、、、?』
与謝野「試して見る価値はあるんじゃないかい?」
たしかに、やってみても良いかもしれない。
押してダメなら引いてみろ作戦だ!