第31章 愛する人の為、、、 太宰治、織田作之助
---後日
太宰「やぁ、。どうかしたのかい?君から私を呼ぶなんて、、、もしかして私の身体がもう恋しくなったのかい?」
そう云い乍ら彼の長い指が私の唇を厭らしく撫でる。
いつもならここで口付けをされ、そのまま押し倒される。
でも今日は違う。
私は彼から距離を取り、別れたいと彼に告げたのだ。
無言の太宰くんの表情は長い前髪と包帯で見えない、でもなんとなく此処にいてはいけない。
そんな気がした時にはすでに遅かった。
パシッと手首を掴まれ、乱暴にベッドへ押し倒された。
『やっ、、、太宰くん、、、』
太宰「何故だい?何故、急に別れたいなんて云うんだい?好きな人でも出来たのかい?」
『急じゃない!ずっと考えてた、太宰くんの性のはけ口でしかないのが辛いの!都合のいい女なんて太宰くん相手なら沢山いるじゃない!』
太宰「そうかい、、、なら子供を作ろう。そうすれば君は私から逃げられない。」
『ッ!嫌、太宰く、、、んぅ!』
太宰くんの言葉に怖くなった私は必死に抵抗しようとした。
体術に自信のある私、でもそんな私の動きを彼は全て把握している為、簡単に動きを封じられる。
『やっ、、あっ、やめて、太宰くん』
太宰「、凄く可愛い、、、もっと乱れた姿を見せてくれたまえ」
両手首は包帯で縛り上げられ、ベッドに括り付けられていた。
嫌なのに、身体は正直で彼から与えられる快感に素直に感じていた。
『ぁあん、、、やっ、、あん!』
太宰「ッ、、そろそろ私も限界だ、、、。受け止めてくれたまえ、、、」
それから太宰くんは何度も私のナカに熱を吐き出した。