第29章 最初で最後の恋 織田作之助
----3ヶ月後
太宰「やぁ、織田作。善い仕事が見つかったよ。でもまずは二年ほどは地下に潜らなければならない。寂しい思いを、、、ん?、、、ふふ、もう彼女に逢ったようだね。」
然し、返事は返ってこない。
それもその筈。
太宰は墓石に話しかけていているのだから、、、
墓石にはS.ODAと名が刻まれていた。
彼はジイドと死闘の末、この世を去ったのだ。
太宰「いつか私が自殺に成功してそっちへ行ったら彼女を紹介してくれたまえよ。それじゃあ、いってくるよ。」
太宰は織田作に別れを告げ、その場を去った。
建てられたばかりの墓ではあったが、墓石の隣には小さく、可愛らしい花が咲いていたのであった。
天国で二人はやっと結ばれたのであった。
-----fin
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