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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第26章 国木田くんの彼女 国木田 独歩


暗黙の了解のように社員たちは敦に圧をかけた。

詳しく聞き出せと、、、、。

周りの空気や、人の考えていることを敏感に察知する敦は恐る恐る2人に話しかけた。

敦「お、お二人はいつからお付き合いされているんですか、、、?」

国木田「3ヶ月ほど前だ。」

『同窓会で久しぶりに再会してからだもんね、、、』

の発言で、国木田とは同い年だと判った。

周りの社員はもっといけ!っと敦に圧をかける、、、

敦「えっと、、、国木田さんの何処が好きなんですか、、、?」

国木田「おい!敦///」

『凄く真面目で、優しくて、強くて、格好善いところ、、、です。///』

敦の問いに素直に答える。

彼女の表情から見ても嘘をついているように見えない。

そんな彼女の様子に与謝野がついに口を開いた。

与謝野「あ、あんた!本当に国木田の彼女なのかい!?」

『はい、、、///』

与謝野「国木田の理想の女を知ってるのかい!?」

『はい、国木田くんの理想の女性に近付けているかは判らないんですけど、、、、』

与謝野の言葉に少ししょんぼりしながら答えるにすかさず国木田がフォローを入れる。

「は十分、俺の理想の彼女だ///」

『国木田くん、、、、』

初々しい2人についに社員たちは2人が本当に付き合っているのだと納得した。

谷崎「ほ、本当に国木田さんの彼女さん、、、なんだ。」

賢治「凄くお似合いです!」

太宰「ふふ、理想はあくまでも理想だからねぇ。それにしても羨ましいなぁ」

敦「太宰さん!?いつの間に!!」

突然現れた太宰に驚く敦を横目に太宰はの手を取り、ぐっと距離を詰めた。

太宰「初めまして、私は太宰治。なんて美しい人なんだ。是非、私と、、っう!!痛いじゃないか!国木田くぅーん!」

「お前というやつは、、、、誰から構わずすぐに口説く癖を直せ!それにを口説くな!」

太宰とを引き剥がし、自身の後ろへを隠す国木田。

太宰「失礼な!私は美しい女性しか口説かないよぉ?」

「だーざーいー!!!」

国木田の怒号が事務所内に響き渡った。




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