• テキストサイズ

文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第26章 国木田くんの彼女 国木田 独歩


全員「えっー!!国木田/くん/さんの彼女ー!?!?」

ここは武装探偵社。

そんなある日、訪問者が訪れた。

可愛らしい女性だった。

依頼かと思われたが、社員の1人に用があるようだ。

敦「えっと、、、国木田さんですか?失礼ですが、どういうご関係ですか、、、?」   

敦の問いに彼女は少し頬を赤らめ、小さな声で呟いたのだ。

『、、、彼女です、、、、』

敦「へ!?、、、彼女ぉ!?、、、あっ、いやすみません!聞き間違えました」

敦は自身の聞き間違えだと思った。

何故なら、"あの国木田"だからだ。

敦は知っている。
国木田の理想の女性像を、、、、。

知る限り、国木田の理想の女性はヨコハマ、、いや、日本、、いやいや、世界中探しても1人いるかいないかのレベルなのだから。 

『いえ、、、合ってます。』

敦「合ってたんですね、善かったです!えーっと国木田さんの彼女さんですね!、、、、って、、ぇえー!!!!」

敦の叫び声にその場にいた社員たちは顔を出した。

谷崎「敦くん!?そんな大声出してどうしたの!?多分聞き間違えだけど、国木田さんの彼女さんって、、、」

与謝野「妾も聞こえた。国木田の彼女って、、、」

賢治「僕も聞こえました!」

敦「えっ、、、本当に彼女さんですか、、、?」

『、、、、はい。』

彼女の返答にその場にいた全員は大声を上げた。

そして冒頭に戻る、、、、。


「お前たち五月蝿いぞ!ん、、、?どうかしたか?。」

『急に来ちゃってごめんね、これ忘れてたから、、、」


彼女の手には国木田の大切なノートが握られた。

「の家に忘れていたのか、、、。助かった。」

『いえいえ!』

甘い雰囲気が2人を包む一方で、その場にいる国木田以外の社員たちは頭を悩ませた。

どう見ても、は国木田の理想の女性とはほぼ遠いからだ。

小動物のような可愛らしく幼い顔つき、背も小さく、そしてかなりおっとりとしている雰囲気の彼女。

国木田の理想の女性像を知れば、どの女性も引き、そして逃げる。

それなのにこんな可愛らしい女性が国木田にときめくのか、、、?

その場にいた全員はある考えが過った。

それは、、、

"国木田は騙されている"のではないかと、、、、




/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp