第24章 それでも愛してる。中原中也

「太宰が、、、？それは本当か！？」

『はい、、、任務中に突然、、、』

そう、太宰が消えたのだ。

森「それでね、急なのだけど次の幹部を中也くんにお願いしたいのだけどどうかね、、、？」

俺は帽子を取り、跪いた。

「喜んで、お受けいたします。」

そして、を俺の部隊へと引き抜いたのだ。


太宰が消えた夜、、、、

「今日はあの忌々しい太宰が消えた記念すべき夜だ！！ついにこれを開ける時が来た！ほら、手前も呑め！」

『そ、そんな高価なお酒呑めません！中也さんお一人で呑んでください！！』

「幹部様の云うことは、、、、？」

『うっ、、、いただきます、、、。』

は観念した顔でワイングラスを受けとり、ワインを飲んだ。　

『美味しい、、、、。』

「だろぉ？なんたって89年もののペトリュスだからなぁ！」

正直俺はこのワインの味の違いなんて判らなかった。


糞大宰が消え、彼女を自分の手元に置くことができた。

その事実だけで、ワインが美味く感じた。


「なぁ、、、、、。」

『はい、どうされました？中原幹部』

「その云い方は止めろ、いつものでいい。」

『ふふ、なんですか？中也さん』

「これから宜しく頼むな！」

『はい、お願いします！』