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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第24章 それでも愛してる。中原中也


『中也さん!この前はありがとうございました!』

「気にすんな、どうせ太宰の野郎が手前に全部押し付けたんだろ?」

『本当に困った人です。』

は太宰の部隊に所属している。
俺がポートマフィアに加入してすぐに入ってきた後輩だ。

親に売られ、売春されかけたところを首領に拾われた。

首領曰く、彼女には殺しの才能があると、、、、。

首領の云う通りだった。

教えたことはすぐに覚えた。
特に銃の扱いが上手かった。

そんな彼女は光のない瞳をしていた。

俺は何故か放っておけなかった。

彼女とすれ違えば必ず声をかけ、時間が合えば飯にも誘った。

少しずつだが、は俺に心を開いてくれた。

たまに見せるの笑顔が可愛かった。

気付けばそんな彼女に思いを寄せていた。

いつか俺が幹部になったらに告白をする。

そう決めていた。


ところが、俺よりも先に幹部になった奴がいた。

その男は太宰治。

太宰はを自身の部隊へと引き抜いた。


俺に見せつけるかのように、四六時中を引き連れていた。

その頃からだ、の様子がおかしくなったのは、、、


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