第21章 堕ちる。 フョードル・ドストエフスキー
??「、、、僕は永遠に貴女を愛していますよ。」
『っく、、、や、めて、、、』
首を絞められ、息を吸うことが出来なかった。
もうダメ、、、、。
『はっ、、、!』
そこで目が覚めた。
ここ最近、彼の夢を見るようになった。
夢の中の彼は何度も私に愛を囁いてくる。
何度も、何度もだ、、。
ひとまず落ち着く為に、水を飲みにキッチンへ向かった。
ゴクッ。
喉の渇きを潤し、部屋へ戻ろうとした時だ。
??「こんな時間にどうしたんだい?」
『太宰さん、、、、』
にっこりと微笑む彼を見ると気持ちが落ち着いた。
私が彼から逃げ出した日、太宰さんと出逢った。
太宰さんは理由などは何も聞かずに私を助けてくれ、今では彼の家に住まわせてもらっている。
怯えることもない、平穏な日々を送っていた。
そして彼の元を去ってから3ヶ月が経過した。
「見つけましたよ、、、、、、」