第18章 恋愛小説 小栗虫太郎
「なっ、、、、、ヨコミゾ!!」
目の前の光景に身体が動かなかった。
私の目に映る光景、、、、
床に倒れているのは、大嫌いな、、、否、私の唯一友ヨコミゾ。
そしてその隣には涙を流し、座り込んでいる奴の彼女だ。
『っう、、、、』
「糞っ!!何故だ、何故!!」
『彼の最期の願いなの、、、、、』
は1枚の紙を渡してきた。
手紙だった。
「ッ、、なんて奴だ。愛しい女になんてことを、、、」
内容はこうだった、、、、
ヨコミゾは癌で余命1年だった。
奴は完全犯罪を自らの命にかけて作りたかった。
そして、、、愛する彼女の手で永遠の眠りにつきたかったと。
私には完全犯罪の手伝い、そしてを任せると。
「、いいか?私がヨコミゾを殺した。君は何も関わっていない。いいな?」
『何云ってるの、、、。そんなことしたら虫くんが、、、』
「私の異能力は完全犯罪だ、全ての証拠を消すことが出来る。安心しろ。」
『だけど、、、』
「もう一度云う、君はこの件に一切関係ない。私が全てしたことだ。いいな?」
『ッ、、、はい、、、、。』