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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第17章 私を見て  ポオ


「今回も乱歩くんに惨敗である、、、、」

『仕方ないよ、次頑張ろ!』

肩をがっくしと落として帰ってきた彼は私の彼氏だ。

乱歩さんという方はポオくんのお友達らしく、最近よくポオくんはその方の所へよく遊びに行っては肩を落として帰ってくるのだ。

理由は推理小説の謎を必ず解かれてしまうかららしい。
肩を落としす割には何処となく嬉しそうな彼。

彼をそんな顔にしてしまう、乱歩さんが羨ましい。

シャイでお友達も殆どいないポオくんにできた大切なお友達に妬いてしまう自分がなんだか情けなく、嫌になる。


ルーシー「っで?そんなことで悩んでいるの?」

『そんなことじゃないよ、、、』

組合(ギルド)の時の同僚、ルーシーちゃんに相談をしにきたものの、あまり良いアドバイスは貰えなさそうだ。

ルーシー「そんなの"私も見て?"って夜誘ってやりなさいよ」

『そ、そんなこと恥ずかしくて出来ないよ、、、』

ルーシー「はぁー、いいのかしら?貴方の愛しのダーリンが彼に取られるわよ?」

『嫌だ。』

ルーシー「ふふ、やっとハッキリと意見を言えたじゃない。貴方はいつも自分の気持ちを我慢しすぎているわ。よしっ!私が助けてあげるわ、ついて来なさい!」

そして私はルーシーちゃんに手を引かれて、喫茶店を後にした。




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