第2章 2話
「おれより、小さい…!?」
「あ”あ”!?
てめえ今なんつったァゴラァ!!」
日向は自分より小さい西谷を見て
驚愕して思わず口に出してしまった
それを聞いて西谷は怒り出す
「まぁまぁ」
『あはは』
「おい笑うとこじゃねえ!!」
怒る西谷を田中は宥めるが
傍で見ていたが思わず笑うと
今度は怒りの矛先が彼女に向いた
「あっ…ごめんなさっ…あのっ」
「ア”!?」
「身長…何センチ…ですか…」
「159cmだ!!!!」
「っ!!(ひゃっ150cm台…!!)」
ドォーンと効果音が付きそうな言い方をする西谷
問の答えを聞いた日向は更に驚愕した
「うおおおっ…」
「な、なんだよ…」
「高校の部活入って初めて
人を見下ろしましたっっ」((泣
「大して見下ろしてもねえだろ
泣いて喜ぶな!!」
『ちょ…ふふ…っ』
「おいゴラァ笑い堪えられてねぇぞ!!!!」
『だぁってぇ…ふふ』
「…後で覚えてろよ…」((ギリリ
一連の流れを目の当たりにした
はやはり笑いを抑えきれずに笑う
「お前ら1年か!!」
「「オス!!」」
「さっきのサーブの奴!!
そのデカくて目つきの悪い方!!」
「??」
「お前、ドコ中だ!!」
「…北川第一です」
「まじか!!強豪じゃねーか!!どうりであのサーブか!!
俺、中学ん時当たって2-1で負けたぞ!!」
「え、そうなの!?」
「おう!!そん時もサーブ凄え奴居てよォ!!」
「声でかいなあ」
「相変わらずうるさい」
西谷が影山に何処の中学かを聞くと
強豪だという事が分かり、更にテンションが上がる
元からではあるが余計声がでかくなり
体育館は賑やかになると澤村と菅原が
一言ずつぼやいた