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<HQ>烏野の天使(R18)

第4章 4話



時は日向と影山が
東峰と対面した所に戻る

「??…何??」

「(やばいっ本人居たっ
本人出たーっヒゲ!!ロン毛!!!!!!)」((サッ

「!?オイッ」

まさか本人が目の前に現れると
思っていなかった日向は影山の
後ろに瞬時に隠れた

「(身長は月島の方が高い…??
けどなんつーか…でっかい…
この人が…烏野のエース…)」((ジッ

「??」

「お前らこんな所で何してんの」

影山の後ろから日向は
東峰を観察していると
菅原が教室から出てきた

「あっえっと」

「この前入った1年の日向と影山」

「おお!!1年かあ」

「「ちわっす!!」」

「おース、今年何人??」

「4人、多くはないけど
皆有望株だよ」

「そうかあ、がんばれよ」

「えっ一緒にがんばらないんですかっ??」

「っ!!」

東峰は菅原に1年の人数を聞いて
その答えを聞いた後、日向の腕に
軽く手をポンとして一言

だが、日向はその一言に
違和感を覚え東峰に問いかけた

「おれ、エースになりたいから
本物のエース、ナマで見たいです!!」

「───…悪い
俺はエースじゃないよ」

そう言って東峰は
3人の前から去っていった

「「??」」

「…」

「あの…よくわかんないスけど…
怪我とかですか??」

去っていく東峰の背中を見たあと
影山が口を開いた

「いや、元気」

「じゃあ何か…戻れない事情とかが??」

「いや…外部的な要因が
あるとかじゃないんだ…
あいつがバレーを嫌いに
なっちゃったかもしれないのが問題なんだ」

「えええ!?
あんなに大っきくて
エースって呼ばれてなんで…」

菅原の言った事が日向は
理解出来なく、理由を彼に問う

「…旭は烏野(うち)では1番デカかったし
パワーもあって苦しい場面でも難しいボールでも
決めてくれるから皆あいつをエースと思ってて、
でも───俺はあいつに頼り過ぎた」

「??」

「…潰されたんですか??試合で」

菅原の言葉に影山は思い浮かんだ事を言う
すると菅原は少し間を置いてから
再び口を開いた

「…ある試合で…旭のスパイクは
徹底的にブロックに止められてさ…」

「!?えっ…そっ…」

「”それだけ??”って思うだろ」

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