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<HQ>烏野の天使(R18)

第1章 1話



───

「昨日、何で部活来なかったんですか」

『ちょっと、夕っ!!』

「…」

とある日の休み時間
夕と呼ばれた人物はとある
人物に向かって語りかけた

そして夕と呼んだ人物は
烏野高校バレー部のマネージャーだ

「新年度になったら
すぐに高総体なんですよ」

「…決まんないスパイク打ったって
何も楽しくないからな
お前だって拾っても点に
繋がんないなら虚しいだろ」

『あ…旭…??』

マネージャーが旭と呼ぶ人物は
表情を曇らせて夕に語る

「…」

「スガも俺が止められる度責任
感じt「他の奴がどう思うかなんて関係ねえよ!!」」

『夕、落ち着いて!!
ここ校長室の前だからっ!!』

旭が語っている途中で夕が大声で叫んだ
流石のマネージャーも止めにはいるが…

「こらァ、誰だ大声出してるのは!!」

『あわわ…』

校長室から教頭先生が出て来て
手遅れになりマネージャーは慌てふためく

「アンタはまたスパイク決めたいって
思わないのかよ!!旭さん!!」

「廊下で騒ぐんじゃない!!」

「うるせえっ!!旭さん!!」

「ムッ!!」

『あ、危な…っ』

話の途中であるにもかかわらず
夕に背を向けて歩き出す旭

教頭先生が夕の肩に手を置いた瞬間
彼は教頭先生の手を振り払った

振り払われた教頭先生はその
勢いで後ろによろめき校長室の前に
置いてある花瓶にぶつかり、
花瓶を落とし割ってしまった

「なっなんてことおぉおおぉっ!!」

『あっちゃー…』

割れてしまった
花瓶を見て嘆き始める教頭先生
マネージャーはやっちゃったよ…と呆れ頭を抱えた

「コラァ〜!!
クラスと名前を言いなさい〜!!」

教頭先生にそう言われても
夕と旭はシカトを決め込んだのだった

───

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