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【KP×オメガバース】

第2章 【妊娠、出産編】







「ダンスを愛する仲間っちゅーか…
仲間からの友情って、なんか、特別やん
海人たちのは部活仲間みたいでさ。
それで言うたら俺は100帰宅部やもん…」

「あー!結構いい例えかも笑 確かに廉は
自由に時間使って人生楽しんでる感じがする!」

「スカイハイさんともあのときの縁が
ずっと続いとるし、みょん姉とか尾崎さんも
そうやし。なんちゅーか、、
海人って…狙った獲物は絶対に逃さんよな?」

「あはは!よくわかってんじゃん!笑」


ふいに顎に手を添えた海人が、唇を重ねてくる。


「でもね?オレが人生でいっちばん逃したくないって
思ったのは…廉」


唇を一旦、離して
ギラギラした目で俺を射抜きながら
そんなことを囁く罪オトコが
口吻を深くして俺を堪能する。


呼吸を求めて離れようとしても
今日の海人はイジワルで…
「んっ…んーーっ!」
涙目で海人の胸を叩く。


「ごめんね?悪い男で。」

「別にええよ?…嫌いやないし」
海人から解放された俺は呼吸を整えながら答える。


「ふふっ素直じゃない廉も好きだけど、
今日はちゃんと、廉の口から聞きたいな」

「なん、を」

「…好きでしょ?」

「もちろん…好きよ、海人が。」

「いまはそれじゃないの、わかってるくせに」

「わからん!そんなん、知らん!!」

「ウソつき…」
呆れたように呟いた海人が、
俺の耳元で囁く…


「大好きデショ?オレから虐められんの」

「〜〜なんっ!言いよるんっ!」
オレが囁いた耳を左手でガードしながら
廉が必死に距離をとる。


そんな廉が可愛くてたまらなくて
更にイジワルしたくなっちゃうのは
全人類そうっていうか…
絶対に、オレのせいじゃないと思う。


「えー?違っちゃった?ざんねーん!笑
よし!クリームおしまい!」


手を洗いに行くために胸に頭を預けてた廉の肩を叩いて
促すのに、もたれたままで。


「手、洗いに行きたいから
もたれないで自分の力で座ってね?」

「無理」

「もう苦笑 困った妊夫さんだなぁ〜」


くるっと体を向き直した廉が
オレの首に腕を回して抱きしめてくる。
「…行かんで?違わん、から…」

「……何が違わないの?」

「やから、その…」

「なぁに?」

「しよ?……イジめてごっこ…」


軽率に、爆発した。









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