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【KP×オメガバース】

第2章 【妊娠、出産編】






廉から珍しくネガ発言のオンパレード苦笑
こ、これが俗に言うマタニティブルーってやつ?!
あの廉がこんなに情緒不安定になるなんて
めちゃくちゃレアじゃない?!


廉マニアのオレ的に、どんな廉でも
はじめましてはテンション上がるんだけど!!


なんて盛り上がる気持ちを抑えつつ、
廉的にはすごくツラいことだし
これはあくまでもホルモンのせいだから…
とできるだけ、平静を装う。


「あのね?もちろん、華奢な廉の魅力も知ってる!
 だけど、オレはそれありきじゃないから。

 オレはね、廉が好きなの。その廉が華奢だから
 廉の華奢なとこも好き。…わかる?」

「…そゆこと?」

「うん、だからね?廉の肉付きがちょっとだけ
 良くなろうが、目が小さく見えようが、
 オレには関係ないの。だって、廉だから。

 そういうとこも可愛いなぁって…
 廉の好きなところが増えるだけだよ?

 おまけにオレとの子どもがお腹にいるときの
 妊娠中の変化なんて…愛しいしかないのよ!」

「ほーん、そうなんや。言うたな?
 じゃあ俺が産後も太ったまんま戻らんでも
 好きってことやんな?」

「ふふっ、極論ね笑 でもね、オレが好きになった
 廉はなんと…努力家なの!」

「ずっるーー!!笑 それはズルいわ笑
 そんなん言われたら増えた分
 産後、努力して戻すしかないやん…!笑」


さっきまで弱音を吐いてた廉の笑顔を見てると
愛おしくなっちゃって…
ぎゅっと、抱きしめる。


「もーぉ、急に、なんよ苦笑」

「…廉?赤ちゃんできて嬉しい気持ちは勿論だけど
 廉は嬉しいだけじゃなくて…
 妊娠も出産も初めてで不安…だよね?
 毎日妊夫さん頑張ってくれて、ありがとうね。」

「そんなん、俺こそ家事たくさんしてもろて
 ありがとうやし…」

「ふふっ、うん。それからね?どんだけ
 廉を理解してあげたくてもオレは産めないから…
 全く同じ不安はわかってあげられなくて、ごめん。」

「そんなん、謝ることちゃうし
 そう思ってくれる気持ちが嬉しいし、」

「うん。だけど、できるだけわかってあげたいし
 寄り添いたいと思ってるから…
 さっきみたいに不安な気持ち
 我慢しないでぶつけてくれたら嬉しいなって。」

「…言うたところで何も解決せん、
 ただの愚痴になっても…いいん?」










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