第7章 ハニーにハニーをお届け作戦
「おかえり、ニノ」
「…ぅっ…ふぇっ……ま、さきぃ///」
「イイよ…思いっきり泣きな?」
「ぅっ……ぅわぁーーっ////」
「よしよし、ニノ…もう大丈夫…もう二度と離さないよ」
俺は泣きじゃくる愛しい恋人を
その涙が止まる迄
優しく抱きしめていた
「…ところでさ、しのぶちゃんとたぁちゃんって何なのアレ?」
ずっと車に放置して忘れていた櫻井くんの元に戻って
その車で自宅まで送って貰いながら、ニノが助手席に座ったおーのくんを問い詰めた
「ん?あぁ、ソレね(笑)
僕の源氏名だよ」
「源氏名?!」
「うん。ほら僕銀座のクラブでバイトしてたでしょ?
たぁちゃんはそんときのお得意さんだったの。
まさかニノのお爺ちゃんだったとは知らなかったけど(笑)」
「…マジかよ(汗)」
何の話しなのと喚く櫻井くんをチラッと見て、ニノがフフっとカワイク笑った