第7章 ハニーにハニーをお届け作戦
「それなら大丈夫だよ、あてがあるんだ」
「あてって?」
「うん、知り合いに養蜂家の人が居るんだよ
その人に譲ってもらう」
「へぇ、養蜂家ねぇ…じゃあ相当デカイ花束が必要だな。
それは俺が用意するよ」
「ありがとう」
「後はどうやってホテルに入るか、だな」
そうなんだよねぇ
一番の問題はそこかも
「大きなパーティーだろ?
花の送り主も一々チェックされるだろうからな」
「そうだよね…どうしようか?」
「「んん〜…」」
二人して腕組みして悩む
「ドラマとかだと良く清掃業者とかに化けない?」
「あのなぁ相葉くん、そんなもん無理に決まってるだろ。
ありゃドラマの中の話しだよ」
「そっかぁ…」
「「むぅ〜…」」
また悩む(笑)
どうしたもんかと、櫻井くんと二人でああでもないこうでもないと話しをしていたら
今度は俺の携帯が鳴った
「…あ、大野くんだ」
「智くんっ?!」
櫻井くんが物凄い勢いで振り向く
「うん、きっとニノからだね…もしもし?
…あ、やっぱりニノだ(笑)」
「……なんだ」
櫻井くんがガクッと撫で肩を落とした