第6章 行動あるのみ?
(……雅紀、俺………信じるよ)
通話の終わった携帯を片手にソレを見詰めながら思う
信じよう
彼を…俺達の愛を…
「…取り敢えず大野さんは部屋から出……何泣いてるんすか?」
「だって///」
振り向いたら可愛いお顔を真っ赤にして大野くんがぽろぽろ涙を流していた
「アンタ何きっかけで泣いたんですか?(笑)」
「ん〜…だってぇ///」
(流石、本物の泣き虫(笑))
俺は大野くんの涙を拭きながら言った
「暗くなるまで部屋から出ちゃ駄目ですよ?」
「んん〜…お散歩したい」
「…アンタはあほですか」
「だって、つまんないよ?」
大人しく俺に涙を拭かれながら、大野くんが可愛らしく首を傾げた
(相変わらず恐ろしく保護欲をそそる人ですね(笑))
「つまんないよじゃ無いでしょうが。
その辺の本でも読んでなさい」
「はぁ〜ぃ」
つまらなそうに口を尖らせる大野くん
(本気でキスしてやろうかな?(笑))
可愛過ぎる挙動を繰り返す大野くんに、俺が若干ムラムラしている事に全く気付かず
本棚の本を無造作に2・3冊取って、無防備にベッドに寝転ぶ大野くん
(…何時見ても、見事なケツですね)
マジでムラムラして来た(笑)
(…さっき散々したのに…アレかな?ストレスかな?)
そんなコト考えてぼんやり大野くんのプリプリのケツを眺めていたら、不意に大野くんが振り向いた