第6章 行動あるのみ?
なっ…////
「あほか!そんなの急に言えるかよ!///」
『ニノ…』
何時もと違う頼り無い雅紀の声
(…雅紀お前も…心細いの?)
その頼りなさげな声に、何時もだったら言わない台詞が口から勝手に洩れていた
「…愛してるよ雅紀」
『え?』
雅紀の驚いた声に我に返って慌てて付け足す
「なんて言えねぇよ///」
『…ありがとう、ニノ』
「…/////」
慌てて付け足した言い訳に意味なんか無かった
だって、ただ純粋に愛してるって言ってしまった事なんか…
(…お前には、お見通しだろ?)
黙り込む雅紀が、電話の向こうで俺を抱きしめてくれてる気がして
俺は、そっと自分の腕を抱きしめた
もう一度心の中で
愛してるって、呟きながら…