第6章 行動あるのみ?
「大丈夫だよニノ…相葉ちゃんはちゃんと解ってるから。
それでも二人の気持ちが本当なら、きっと大丈夫」
「何でそんな事言えるんです」
俺はまた泣きそうになって、赤くなっているだろう眼を誤魔化す様にゴシゴシと乱暴に擦った
大野くんはその俺の手を優しく握って、ニッコリ微笑んで言った
「ニノ、知らないの?
この世に愛より強いモノは何もないんだよ?」
「…そんなの、本気でそう思ってるんですか?」
「うん、勿論!」
当たり前じゃんって可愛いドヤ顔をする大野くんを見て、俺もソレを信じたいって
…心から信じたいって、思った
「俺、どうすれば良いですかね?」
「ん〜……わかんない!(ニッコリ)」
「なんすかソレ(苦笑)」
俺は頼りになるのかならないのか、さっぱり解らない大野くんを思い切り抱きしめた
「ん〜、くるちぃ///」
「…あんまり色っぽい声出すと、襲いますよ」
「やぁ〜ん///」
何故かソレを聞いて益々色っぽくなる大野くん
「…ソレ、人によっちゃ誘ってるって勘違いするから、ヨソでしちゃ駄目ですよ?」
「そお?」
そう(笑)