• テキストサイズ

お散歩日和―にのあい―

第6章 行動あるのみ?





ガチャ
「朝早くに失礼致します」

「何だよ!イキナリ入ってくんなよっ!!」



俺は布団から眼だけを出して景山を見た

景山は部屋の中をキョロキョロと見回している



「失礼致しました…なにやら話し声がした気が致しましたもので…」

「はぁ?俺が独り事言ってたって言いたいの?」

「いえ…気のせいでしたか…失礼致しました」

「本当だよ…こんな朝早くに」



ブツブツ文句を言いながらスッポリ布団を被ると、景山は失礼しますと言って部屋を出て行った


暫く様子を見て景山が戻って来ないのを確認してから、俺はベッドから起き出して部屋の鍵を閉めた

…って



「ちょっと大野くん。

何で窓の鍵閉めた癖に、部屋の鍵開いたままなんです?」

「ん〜?この部屋鍵付きだったの?」



大野くんがベッドの下からモソモソ出てきてふにゃんと笑った



「何か出られなくなっちゃったねぇ…仕方ないから僕、ココに居るよ…ね?」

「ね、って(笑)」



俺は、相変わらずふにゃふにゃ笑う大野くんを見ながら

コレは櫻井さんが半狂乱になるに違いないと思った



/ 85ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp