第6章 行動あるのみ?
「……マジですか(汗)」
俺は自分の部屋の窓のまん前の木の枝に跨って、ちょっと途方に暮れていた
苦労してあまりやった事の無い木登りをして部屋の窓まで辿りついたって言うのに
身代わりの大野くんは俺のベッドで可愛い寝顔丸出しで爆睡中
んで
何故か戸締りだけはちゃんとしてしまった大野くんに閉めだされた形になっていまっていた
「もぉ…大体顔出して寝てたら身代わりになんないじゃないですか(苦笑)」
俺は木の枝をへし折って窓を叩いた
コンコン
「……」
コンコンコン
「……ん」
コンコココン
「……ん〜」
コンコココンコン…コンコン
「……んん?」
(……やっと起きた(苦笑))
窓を叩く事暫し
やっと大野くんが眼を擦りながら体を起こした
「ん〜…しょぉくん?」
寝ぼけてるし(笑)
「俺はあんなに撫で肩じゃありませんよ」
「ふぇ?…あぁ、ニノ!」
あぁ、じゃないですって(笑)