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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第8章 休校日




爆豪side



USJ事件の後、2日間休校になったが暇で仕方ねえと家で騒いでたら親から買い物行って来いって追い出された。
夕飯の買い出しに駆り出された俺は仕方なく近所のスーパーに向かう。

・・・前にここで会ったことあったな。

不覚にも入学当日の遭遇を思い出しちまった。
さっさと買い物を済ませて帰ろうとしてると、逃げるように走っていく猫女の姿。
いつもなら真っ先に声かけてくるくせに何なんだ。
気になった俺はアイツの後を追いかけた。


追い詰めた俺が逃げた訳を聞くと明らかに動揺して言い淀む。
いつもはしてねーメガネをかけてるが、顔をよく見ると明らかに泣いた後で目が腫れ上がってた。

しょーもねぇ嘘を吐きやがったが俺には通用しねー。
さらに問い詰めると、観念したのかポツリポツリと自身の体について話し始めた。


頭が痛くなるようなトンデモ話しだったが、嘘を吐いてる様子もねえし、何よりメリットがねぇ。
信じるしかない状況に思わず間の抜けた声が出た。
元々コイツはイカれてると思ってたが、ほんとに頭がやべーとはな。

シリアスな話してんのに謎の部分に照れて"心臓が持たない"とかふざけたことぬかしてやがる。

聞き覚えがあるその言葉にイラつき、俺は半分野郎についても問い詰めちまった。
返ってきたのは一貫して俺が好きと言うこと。
あまりにストレートすぎる表現に俺の心臓が持たねーわ。

俺の顔を見てニヤけるアホ女。
くそ、ぜってー顔が赤いの見て喜んでやがる。

ムカつくがソイツの言ってる事は事実で、誤魔化すためにキレた。
アイツは理不尽と言いながらさらに好きだと言ってきやがった。
いつまで冗談めかして好き好き言ってんだ。

いつかコイツを本気で困らせたい、そう思った。





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