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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第11章 脱出作戦






ーーーヴィラン襲撃により受けた生徒被害ーーー


ヴィランのガスにより意識不明者15名
重軽傷者11名
行方不明者"2名"



『っー・・・はっ?!』
「お目覚めかい?猫娘」
「お!起きたのか!おはよう!寝てろ!おやすみ!」
「猫ちゃん、かあいいねぇ・・・!お友達になりましょう!」

コンプレスの個性により攫われた紬が目を覚ますとそこにはヴィラン連合のメンバー、荼毘、トゥワイス、トガヒミコがいた。


『なっ、なんで・・・!?』
「おっと、動けねぇとは思うが、妙な気起こすなよ?時間まで大人しくしてろ」
『何で私がっ!?』
「俺たちも知らねーんだ!知ってるぞ!」
『・・・!』

この場にいるメンバーは何故紬が連れてこられたかは知らされていない。
目的を聞くのを諦めた紬は、本来のストーリーを思い出し爆豪を探して辺りを見回す。

「お友達まで連れてこられてること、知ってるんだな?」
『か、勝己!』
「こいつ暴れるからよぉ。ちょっと寝ててもらうことにしたんだ」

荼毘の足元に転がる爆豪を見つけるが、意識を失ってるようで返事はない。

「まぁ、俺もお前みたいな没個性が何で誘拐リストに入ってんのか気になってたんだ。少しお話ししようか?」

『話すことなんて・・・(やば!?今、あの荼毘と喋ってる!声がいい・・・って、そんなことより勝己の心配しないと)』

「最初こそ慌ててたが、随分冷静になったなぁ?雄英はそーゆー訓練までしてんのか?すげーな」
『!か、勝己は!ほんとに寝てるだけ?』
「無視かよ。まぁいいか・・・。気になるなら確かめてみるか?」
『いたっ』

落ち着きを取り戻し冷静に対応する紬に何か知っているのではと疑いの眼差しをかけるも、そんなことより勝己が気になってしょうがない様子に仕方なさそうに勝己の側へと背中を押す荼毘。

「・・・すー」
『よ、よかった・・・』

紬の脳内では爆豪がここで殺されるわけなどないと知っているが、自分も拐われるというイレギュラーが発生している為気が気じゃない。

「手は出すなと言われてるからなぁ。ま、なんか話したくなったら声かけてくれよ、それまでここでお留守番だ」
『ちょっ・・・』


紬と眠っている爆豪は小さな個室に閉じ込められ、2日間を過ごすこととなった。


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