第4章 俺だけに ♡ 佐久早聖臣
佐久早side
俺の服はここだったよな
「いった……」
棚を開けた時に肘がぶつかって何かが落ちてきた
「は?なんだこれ」
男の物の形したもの。プラスチック?
リアルすきだろ
いや俺もついてるな……これ
親御さん達にバレたら大変だろうし
ていうかなんでこんなもん持ってんのか聞いてやる
まさか浮気とかしないよな
「なあ」
『ん?えっ!?ちょ!?なんで臣くんがそれもってんの?』
「やっぱり名井のか」
『かえして!しまうから!』
「いやだ」
『ええ……』
「なんでこんなもんもってんだよ……」
『いや別に深い意味は……』
「浮気じゃないよな」
『浮気!?ありえないよ。臣くんだけだもん』
「じゃあなんでだ」
『友達からもらった……。まだ臣くんとしてないんでしょ?もしするとき来たりとかさ!ムラムラしたりしたら使いな!って』
「……………………」
これが名井の中にはいるのかよ
てことは名井は処女ではない?
そーいえば俺と付き合う前に付き合ってたヤツいたな
「ちっ……」
『怒ってる?』