第7章 相談
「国見くんの言う通りだよ。怖いけど、でも楽しい!この感情を知らなかった時に戻りたいとも思わない。ただ、変わってくのが怖くて、逃げてたんだ私。」
国「まー結論が出たなら良かった。逃げる事が悪いとも思わないけど。1回逃げて今みたいに自分の状況を理解する時間も必要じゃん。で、何があったわけ?オブラートに包みすぎて、全然分かんない。」
「そーだよね。相談乗ってくれてるのに、肝心な事話さないなんて、失礼すぎだった。あのね、私好きな人が出来たんだ。」
国「、、、!!!、、、ふーん、、。で?」
「で、その人が落ち込んでて慰めた後に帰る流れになったんだけど、帰りたくなくて、思わず抱きついちゃったんだ。そこでまず自分の行動にパニックになった。その後にね、その人も抱き締め返してくれたんだけど、急にキスされて、思わず逃げちゃった。普通キスより先に、好きだとか付き合うとかの流れがあるはずだよね、?でもそんな流れもなくキスされたから、遊ばれてるだけなのかなって嫌な気持ちになった。でも自分からハグしたわけだし、帰り方も酷かったなって思って自分から連絡もしずらくて、、。」
国「つまり初めて好きな人が出来て嬉しかったけど、遊ばれてるみたいで辛いってこと?」
「そう!その通りだよ。」
国「いきなりキスしてくるなんてそいつ慣れてるね。しかも、告白が先なんて当たり前。そんなヤツやめといたら?凛が傷つくだけだよ。」
「、、っ。やっぱり、そーなのかな、、。」
国「少なくとも俺はそー思うってだけ。」
「相談乗ってくれてありがとう。やっぱり国見くんは優しいね!」
国「ねー凛。俺が誰にでも優しくしてると思う、?」
「、、え、?」
国「そんなチャラそうなヤツやめて、俺にしとけばってこと。」
「げ、元気づけようとしてくれてるの、?」
国「それは凛が決めなよ。慰めなのか本気なのか、どっちだったら嬉しい? 」
「わ、分かんない。」
国「ふーん。はぐらかすんだ。」
「ちがっ。」
国「違わない。」
国「俺に教えて、凛。」