第6章 春高予選
~Another Story~
エンドレス ブロック練を終え帰っていく3年生は
茂「なー、普通に疑問なんだけど、お前らは何でキャプテンに二口推薦したん?」
鎌「今さらそれ聞くのかよ!笑
1年の頃からアイツさ、先輩らにも要領がいいって言われてたろ?俺もそう思ってたわ、何でもそつなくこなすイメージ。俺は泥臭いのが好きだし、いつも涼しい顔したアイツが初めは気に食わなかった。でも、部活の後によ、忘れ物して学校まで引き返した事があってさ。流石にもう誰も居ねーわなって思ってたら、体育館に電気ついてて、アイツ一人で残って練習してんの。そん時、コイツは要領のいい天才じゃなくてちゃんと努力して結果を出すヤツだって思った。まー口はわりーけど。俺は俺なりにアイツをかってんだよ。」
茂「まじか、そんなちゃんとした理由あると思んなかったわ。」
笹「俺は居残り練してるの知ってたけどさ、それにプラスで二口は有言実行するやつだって信じてるからかな。まー俺らの気持ちが重荷になってたらとか思っちゃったりもするけど。それに、青根がキャプテンになったら、意思疎通に困るだろ笑」
茂「違いねーな。青根はキャプテンって柄じゃないしな。これからもっと強くなっていくアイツらが楽しみだな! 」
二口さんを推薦するに至った経緯を話していた。
その頃体育館では、二口さんのオーバーワークを止めるべく凛を召喚する滑津と青根。
凛が二口の背中に抱きつき、話し出したところで
滑「青根、!うちらの出番はなさそうだよ、そろそろ帰ろっ!!
邪魔しちゃ悪いし。」
青「、、、!!!」
(察した彼はコクコクと頷き、荷物を取りに部室へと戻る。)
滑(やっぱり凛ちゃんに任せて正解だった。キャプテンは頼んだよ!)
気を使ってその場を離れるのだった。