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ツンデレな彼を落としたい

第3章 決断


待ちに待った土曜日。
自分の決断を早く報告したくてウキウキしていた。
要くんが伊達工の卒業生から貰ってくれたジャージに身を包み、伊達工へと向かう。
実は舞さんだけには、マネージャーをする事は報告していたのだ。舞さんのことだ。多分監督とコーチには報告してくれているのだろう。知らないのは要くん含めた部員だけ。

伊達工に着くと皆に挨拶を済ませ、皆が準備をしている間に監督とコーチへ挨拶に行く。

「この度はマネージャーに迎え入れて下さってありがとうございます。力になれるように頑張ります!よろしくお願いします。」

少し緊張しながら言うと

監・コ 「こちらこそありがとう。サポートしてくれる事、感謝してるよ。滑津も喜んでるし、何より部員の士気も高まるだろう。」

って微笑みながら答えてくれた。

アップ後、監督から話があると皆に声をかけた。監督から目で合図されみんなの前に出た私は

「これから土日だけ、マネージャーとして皆をサポートさせて頂くことになりました。分からないことも沢山ありますが、迷惑かけないように頑張ります!これからよろしくお願いします。」

って張り切って言った。

茂「は、はぁ!?聞いてねーよ、凛!そーいう大事な事はまず俺に言うべきだろ。嬉しいけども。」

鎌「お前のその愛は一方通行だな、、笑
信用されてないんじゃねーの?」

二「先輩達が盛り上がりすぎて、後輩たちが引いてるの見えませんかねぇ?てか、こんな珍獣のいる部のマネージャーやるとか、物好きだねぇ凛ちゃん。」

青(、、!!!)

黄「マジすか、凛さん。俺頑張るんで、1番俺の事見てて下さいっ!」

鎌「いや、お前は子供か。1番とかねぇーよ。皆のマネージャーだ!」

黄「いいじゃないですか。言ってみるくらい。その方がやる気も出ますし。」

二「そんなヤツらほっといて、俺を1番見ててくれな、凛ちゃん。」

鎌「おい!二口。抜け駆けすんなよ!?俺が1番だよな凛ちゃん!!」

茂「おいおい。お前らあんまり凛を困らせんなよ。立ったまま放心してんじゃねーか、凛が。」

舞「皆して凛ちゃん囲まないの。絵面がやばい事になってるよ笑」

騒がしい皆に囲まれ、私のマネージャー生活が始まる。
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