第4章 前世の親友
私は不死川さんの弟子見習いになって不死川さんの館に行くことになった。この世界では継ぐ子はその師の館に住むらしい。
「あの、何とお呼びしたらいいですか?」
「、、、、好きに呼べぇ」
「はーい!じゃあ師範って呼びます!」
それから会話は全くなくしばらくすると屋敷に着いた。
(うひぁ!ひっろぉ!この前見た屋敷より数倍でかい)
「おい、こっちだ」
私は師範に連れられて座敷に連れて行かれた。
「ここでまっとけぇ」
そういうと師範はどこかへ行ってしまった。
(これからどうなるんだろ私、本当に無惨を倒せるのかな。)
しばらくすると師範が帰ってきた。
「おい、服を脱げ」
「え?」
(????どゆこと!?)
私がしばらく固まっていると師範は私に言った。
「お前背中怪我したんだろうがぁ。手当するから脱げ」
(嘘、全然気が付かなかった。痛みを感じないの忘れてた。)
私の背中は思ったより血だらけだったようだ。羽織でよく見えてなかっただけでパックリと背中が切れていた。不便だな痛みを感じないのも。どうしてこの世界で私無痛症になったんだろ、気づかないって面倒くさいな
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不死川said
最初は全然素振りを見せないから怪我をしてるなんて全く気づかなかった。
(こんな状態で俺と打ち合いをしていたのか、、、何なんだコイツ、普通言うだろ、)
俺が気づいたのはコイツが横を歩いている時にした血の匂いと羽織から垂れた血の後で気づいた。おそらく傷が開いたのだろう。
(くそっ今の今まで全く気づかなかったコイツも何で素振りを見せねんだよ、、、まさか、気づいてねーのか?コイツも)
「おいお前痛みを感じるか?」
(何を聞いてんだ俺はぁ)
「え⁉︎何で、」
(この反応マジなのか!?)
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波said
(やばいやばい何でバレた⁉︎痛いふりした方が良かったかな!?もしかして私が思ってるより傷が深かった⁉︎何か言い訳しないと!)
「いや全く感じないわけじゃないです!たまにですたまに!集中しすぎると痛みを忘れちゃうんです!」
(なにいってんこんなん信じるわけないじゃん!)
「そうかぁ」
(は?信じたんやけど、え?純粋すぎひん?なんかそれはそれで、、、まぁいっか)
(絶対嘘だろコイツ)
バレてた