第3章 継ぐ子
何だぁ?コイツを継ぐ子にしろだって?何を考えてるんだお館様は、、、、こんな話しかけただけで怯える奴が本当に見込みがあんのか?
「実弥、実はね今年度鬼殺隊に入ってきた子がねどうやら今の型に合っていないようなんだよ。おそらく風耐性があると思うんだ。忙しいと思うけどよかったら君が教えてあげてはくれないかい?」
って手紙がきたから仕方なくきたっていうのに、、、、
「おい、」
「は、はい!何ですか?」
「俺と手合わせしろ。」
⁉︎
「まずは実力を見ねぇとわかるもんもわかんねぇ。表でろ」
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不死川さんに手合わせを申し出され仕方なく表にでた。
「どっからでもかかってこい。」
おそらくこれで私の実力を見て私を計るのだろう。だったら本気でやるしかない。というか手なんか抜いたら確実に殺される!
「では、お願いします!全集中 水の呼吸 壱の型 水面切り!」
結果ボロ負けでした。何この人強すぎる。私が技を掛けても呼吸すら使わずに流してしまう。もし呼吸を使われてたら、、、、考えただけでぞっとする。
(まだ全然弱い私、、、、こんなんじゃ、、、、錆兎だったらもっとできたのかな、ダメダメもう錆兎はいないんだから。)
「あの、すみませんでした。こんなことに付き合わせてしまって。今回のことは金森さんが勝手に言ったことなので私のことは気にしないでください。」
(って聞いてねーし)
「では失礼します〜」
そう言って帰ろうとしたら不死川さんが呼び止めてきた。
「おい。お前佐藤って言ったか?まずは継ぐ子見習いからなら面倒みてやる。」
「え?まじで?え、あ、ありがとうございます!」
どゆこと?何で急に、、、、
(正直強くはねぇな。ところどころ型が雑だ。全集中は使えているようだが、これといって目を張るものもねぇ。だが何だ?この違和感、コイツ常に捨て身だ。自分の体を視野に入れてねぇ。このままだとすぐに死ぬぞコイツ。、、、お館様のご命令でもあるし気に入らねぇこの戦い方は、とりあえず見習いくらいにしとくか、見込みがないと思ったら切ればいい。)
そして私は不死川実弥の継ぐ子、、見習いとなった。