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Another sky 〜それぞれの空の下〜【気象系】

第6章 再会(4)


〜翔side〜

病院から帰って暫くして、微かに声が聞こえてきた

この声…潤と…雅紀っ!

そう確信して部屋を飛び出そうとしたが

〈カチャカチャ…〉

翔「…え?」

俺の部屋のドアに鍵がかかる音が聞こえた

慌ててドアに近づきドアを開けようとしたけど、すでに開かなくなっていた

翔「誰っ!?何で鍵を…!」

「静かにしていなさい、翔…」

翔「か…母さん…?」

何で母さんが鍵を…

もしかして俺を雅紀達に会わせないために…

〈ドンドンドン!〉

翔「母さんっ…誰かっ!ここを開けてっ!」

〈ガチャガチャ〉

翔「くそっ!何で鍵を開けてもドアが開かないんだよっ!」

中から鍵を開けて何度ドアノブを動かしても、固定されてるかのように動かず、出る事が出来なかった

翔「誰か…っ」

大声で叫んでいたその時

〈カシャカシャ…カシャ…〉

翔「…え…」

廊下で音が聞こえたので、もしやと思いドアノブに手をかけると、ドアが開いた

急いで部屋からでると、そこにいたのは

翔「…修…」

修がチェーンを持って立っていた

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