• テキストサイズ

こちら、MOB飼育係[kz&ss]

第14章 夜中


 カゴから出されたままのオラは、そこで眠ってるスニッファー親子を片目に起きた。
 頭の中では、サツキと博士とやらが話していたことがグルグルと離れなかった。言っていることは半分くらい分かんなかったんだけどさ。
 ……オラたちはここから出た方がいいのだろうか。
 そう考えると、じゃあオラはいつまでもここにいて、前の飼い主のところに戻らなくていいのか? という疑問が浮かんでくる。前の飼い主さんは結構高齢だったけど、あそこには三歳のパンダがいる。さんだー、元気にしてっかなぁ。
 その時、オラの隣で寝ているスニッファーの足元から子どもスニッファーが出てきてどこかに行こうと歩き出した。
「おーい、暗いから今はどっかに行くの止めとけよ〜」
 とオラが追いかけると、子どもスニッファーはすぐに止まった。どうやら何か見ているみたいだ。
「そっちに何かあるのか……?」
 とオラも子どもスニッファーが見ている方向を見た瞬間!
 ガコン! と結構大きな音がして、子どもスニッファーはびっくりしてオラの後ろに隠れた。オラは大丈夫だとなだめて音のした方に近付くと、排気口の蓋が倒れてきたからオラはすぐに走って逃げた。
 そして聞こえてきたのは。
/ 24ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp