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【モノノ怪/薬売りさん】R18裏夢まとめ

第2章 狂夜に憂う月


やがて夜も更けて未明の頃…



「…お前は本当に、なのか…?生きているのか?」

その声も身体も、酷く震えている。

「当たり前じゃない!私は、はちゃんと生きてる!!」

薬売りは正直、今もまだ夢を見ているのではないかという感覚に襲われた。

「…死ぬな!!死なないでくれ…!」

「何言ってるの…死ぬわけ無いじゃない。」

「…っ…!」

薬売りは再びの胸に顔をうずめ、心音と呼吸を確かめる。

しっかりと、確かに聴こえる。

それはだんだん、早くなっていた。

薬売りは激しく息を乱しながら、またの胸から腹にかけて顔を擦り寄せたり、撫で回したりを繰り返し、覆い被さるように強く抱き締めて来た。

何度もの名を呼び、その温かい肌を寸分も余さず撫で、全身に口づけを落としていく。

それから薬売りは、の首の後ろに腕を回してその上半身を抱え込み、深く口づけて来た。

「んっ!?ふぅっ、んぅぅっ…!」

その状態で突然、まだ潤いの足りない蜜壺を、一度に三本の指で容赦無く掻き乱され、表情が苦痛に歪む。

はたまらず薬売りに縋りつくと、勢い余って頭巾が滑り落ち、淡い金糸の髪がの肌を擽った。

しかしは、薬売りの全身がいまだ震えているのを感じて、それ以上は一切の抵抗をしなかった。


何としてでも、この想像を絶する恐怖を消し去りたい。

今そこにいるは間違い無くであって、確実に生きている事を身を以て確かめたい。

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