依々恋々 -Another story(under)-
第25章 発見と孤独遊戯
✜
「っく」
熱い、蕩けきったソコは容赦なく食らいついてきて、ゆっくりと腰を落とす。
「はぁ、はっシャン、シャンっ」
ああっ!と晒された首筋に噛みつく。
「んっ、あっうんっ、かん、じゃ...ダ、メェ」
ちぅ、と吸い付いて離した首筋には、くっきりと歯型が残っていた。
その歯型を、慰めるように、柔らかな舌先でペロペロと舐める。
「っ🌸、舐められるの、好きか」
口元を歪ませるシャンクスをぼんやりしかけている意識の中で確認した🌸は、息も絶え絶えに、わからない、と応えた。
「痛い、のはいや
け、ど...キスは、」
好き、と零した唇を奪う。
「っは、ふっん、で、出るっ」
イキそう、と歯型が残る首筋に埋もれ、白い肌に舌を這わせる。
あっ、あっ、と少し掠れた声を漏らして反っていく🌸の背中に手を這わす。
「ッア、イッく!イくっ」
華奢な体を抱く腕に籠もる力を緩めなければ、と頭の冷静な何処かで考えるのに、汗に冷えた背中に回す腕で縋り付く🌸が漏らす吐息や僅かな声に、離すものかと、考えに反してきつく抱き締める。
ほんの数秒か、せいぜい十数秒。
全身で感じていた鼓動が胸に収まってきた頃に、ようやく目を開けた。
鼓動の源に僅かな風を感じ、そこに埋もれる艷やかな黒髪に手を伸ばした。
「意識、あったか」
ノロノロと顔を上げた🌸の額にキスをする。
「ねえ」
なんだ?とその体を腕に抱き直す。
「『イく』のと『出す』のって違う?」
射精後の回らない頭をどうにか叩き起こし、そうだなぁ、と瞬きする。
「『イく』のは、気持ちの感覚?
『出す』のは、そのまま出す感覚。小便に近い」
「ちょっと、言い方」
呆れたように笑う🌸。
「🌸だって、潮吹いてイク時とビクビクしてイク時じゃ感覚違うだろ?」
うーん、と考えだした🌸の頬に触れ、シャンクスはその体を押し倒した。
「そういや、イッてねぇな」
悪い、と言われ、謝られることなんだろうか、と首を傾げる。
「🌸は一回もイッてねぇだろ」
あちらこちらに残るキスマークの隙間を埋めるように肌に口づけるシャンクスの肩を押す。
「や、大丈夫だからっ」
「任せとけ」
レロ、と生温かい舌が首筋を舐める感触に、ゾクリと震えた。