依々恋々 -Another story(under)-
第25章 発見と孤独遊戯
吐精してもなお、屹立している剛直に滴る露は、玉までもをしとどに垂れていく。
じっとりと濡れた太腿の内側でゆるゆると刺激を求めていると、下腹部に柔らかい尻が擦り寄る。
背後から覆い被さり、紅潮している頬にキスをした。
首をひねって唇へのキスを求める🌸に、触れそうで触れない位置から問いかける。
「どうした?」
「や、いじわる、しないでっ」
快楽に抜けそうな力を必死に保持しようとしている姿に愛おしさと加虐心が煽られる。
「🌸だって、散々、焦らしてきたじゃねぇか。
今だって、すぐにでも突っ込んでやりてぇってのに」
顔を背け、耳元に湿った熱い吐息を吹きかけると、ブルッと大きく震えた。
「耳、弱いよなぁ」
熱い吐息を絡ませながら、ぬるり、と湿った舌を小さな耳に這わせる。
「あっやっ、ん、や、めてっふぁっ」
手脚を絡め、小さな体を雁字搦めに抱き締める。
「やっぱ、🌸の肌に触れるほうが、何倍も気持ちいいな」
全身を撫で回し、余すこと無く触れる。
「反応がある」
ブルー・グレイの瞳を細め、くすぐるように手を這わせる。
「体温がある」
この辺りは少しひんやりする、と太腿と臀部を撫で回す。
「匂いがある」
首筋に顔を埋め、深く息を吸う。
「声がある」
ベッドに押し付け、閉じ込めるように腕に力を込めてのしかかってくる。
シャンクスの重い熱に、ひゅ、と🌸の喉が鳴った。
「シャ、ン」
ベッドに腕を突くシャンクスの下で、ノロノロと寝返った🌸。
頬を包みこんだ手でシャンクスの顔を引き寄せると、奪うように口づけた。
唇を啄く舌に口を閉ざす。
離れた🌸の唇から、なんで、とまろびでる。
「強請ってくれよ。」
する、と頬を撫でるシャンクスの瞳に、🌸はブルリ、と震えた。
「『もっと』と。
『触れて』と」
見下ろすブルー・グレイの奥で煌々としている欲望に、見えない何かに押さえつけられているようだった。
「その声で、縋りつけ」
珍しく強い口調で言うシャンクスから目を逸らすこと無く、🌸はその首に腕を回した。