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依々恋々 -Another story(under)-

第25章 発見と孤独遊戯


ベッドの上でかいたあぐらの膝の間に🌸を抱き上げる。

「さっきの疑問の出処は、これか?」

コクン、と頷いた小さい頭を撫でながら、悪かったな、と苦笑い。

「その、なんだ。オマケみたいなもんで」
「オマケ?」

どういう事?と見上げる髪を優しく、何度も撫でる。

「覚えてるか?
 🎀にもらった、ほら。薬」
「くすり...?っあー」
あ〜、と俯いていく🌸の頭頂部に頬を寄せる。

「あれをな、ちょっと、また使えるといいなぁ、と思ってな」
言いづらそうに言うシャンクスに、買ったの?と見上げる。
んー?と誤魔化そうとする顔に、買ったんだ、と頬を手のひらで包むように触れる。

「どっかでまた使えるといいな、と」
抱きしめる腕を掴んだ🌸は、小さくなってその腕を引き寄せた。

「あ、れは...
 あの、おかしく、なっちゃうか、らっその」

口籠る🌸に、シャンクスは優しくキスをした。

「それと同封されてたやつで、使おうとして買ったわけじゃねぇんだ」

わかってくれるか?と困ったような笑顔で髪を撫でられ、そっか、と目線を下げる。

「🌸が気付く前に処分しとくべきだった。
 悪かった」

体に回る腕に手をかけ、うーん、とそれを見つめる。


「ねぇ」
「うん?」

モゾモゾと身じろぐと、少し腕が緩み、脚の間で反転して向き合う。

「どうした?」
優しい笑顔で頭を撫でてくれるシャンクスの、ブルー・グレイの瞳を見つめる。

「使ったことある?」
「っあー、まぁ、その、何だ」
「あるんだ」
「エエ、ハイ」
ははっ、と乾いた笑いを零し、コホン、と咳払い。

「ずいぶん昔の話だっ
 🌸と付き合ってからは使ってないし、AVも見てないっ」
「別に、使ってることがだめ、とは一言も言ってない」
「おっ」

口を噤んだシャンクスに、ははぁ、と目を細める。

「なるほど。過去にいたのね?
 こういう類のものを『使っちゃダメ』って言った女(ひと)が」
だから隠してたんだ、と少しだけ拗ねた顔で見上げる。

「で『見つかったらまずい』と思って隠してた、と」
「ご明察」

かなわんなぁ、と弱々しく笑った顔に、ふぅん、と腕を組み、ねえ、とこちらを見直した🌸は、一度、口を噤んでから再びシャンクスを見た。

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