第3章 摂津のきり丸の場合。
「はぁ!?」
土井半助はびっくりして少し興奮気味に奥さんの話を聞こうとした。
きり丸は「宿題終わらないんで無理っす」なんていいながら、宿題を解いていく。
「なぁ、きり丸。家族みたいなもんじゃないか。教えてくれよ」
「この宿題が終わったら教えますから今日の午後まで待ってください」
「あと3時間くらいしかないが、終わらないと思うから明日くらいになりそうだな」
「え?これ提出期限切れたら出さなくていいんじゃないんすか?」
「そんなわけないだろう」
きり丸の叫び声が学園全体に響き、その声で起きたきり丸としんベヱも話を聞いて今度は3人の叫び声が響き渡った。