第2章 善法寺伊作の場合。
『まぁでも、私がもし色任務をするとしてのはなしだけど』
「…」
『この体を使わないといけなくなった時は、そいつより先に伊作に使っちゃおっかな』
「え!?」
『ちょ、うるさい』
遠回しの告白のような発言に伊作はどんどん顔を赤くする。
尾形は伊作の反応を楽しんでニヤニヤとしている。
「ぼ、僕で遊ばないでよ…」
『遊んでないって言ったら?
私結構本気なんだけど。』
表情が読めない尾形に伊作はさらに困惑して、距離を取ろうとする。それでも迫ってくるためとうとう壁に背中が当たってしまった。そしてそのまま石鹸を踏んでしまい盛大に滑ってコケてしまう
尾形は慌てて伊作のところに駆け寄り、伊作を立たせる。