• テキストサイズ

忍び逢い【忍たま/短編集】

第2章 善法寺伊作の場合。






伊作は泣きそうになって俯いた。
6年生が慌てて慰める。


「同じ忍者を目指している立場として、色任務はくノ一の1つの技術であるし絶対に必要なものだけど…僕行って欲しくないよ」

「「…」」


ポロポロと涙が出ている伊作の背中をさすっていると、
遠くから尾形の声がした。

伊作は慌てて涙を拭いいつも通り接するようにするが、出てしまった涙はなかなか止まらずにいた。

長次がティッシュで涙を拭うがそれでもなお溢れてしまう。



『え?なんで泣いてんの?』


尾形は伊作を見るなりギョッとした顔をした。
6年生達は慌てて言い訳をしようとするがいい案が思い浮かばない。


/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp