第5章 第四章

『っ……』





傷一つない透き通るような柔肌は、どこに触れても滑りがよく、キョトンとするゴレアに気付かれないように必死に取り繕いながら自分も服を脱ぐ。

刺激が強すぎる……これでは隠しきれないではないか。

熱を持つ己の肉棒を恨めしく思いながらも、平静を装い浴槽へと共に入る。






｢えへへ、パパとお風呂初めて！｣

『……前のパパは随分と勿体ない事をしていたんですねぇ、こんなにも愛らしいゴレアとお風呂にも入れないなんて』

｢いいの、だってもう私のパパはパパだもん！パパ大好き！｣







無邪気に抱きつくゴレアの足が、欲情した肉棒にあたる。

本当に貴女という子は、どうしようもない程に愛おしくて憎らしい。





｢そう言えばパパ、聞きたいことがあったんだけど……｣

『おや、何かありましたか？』

｢あのね、パパ2号って水中でも呼吸出来るの？」





ゴレアの言葉に、一瞬思考が止まる。

純粋といえば聞こえはいいが、あまりにも鈍感過ぎるのではないかと心配になるレベルだ。

だがそこがいい、何も知らないゴレアに自分を教え込み自分だけのものにするのは非常に気分がいい。






『.....ええできますよ』

「すごい！パパニ号って本当すごいんだね！」

『そうでしょう？だからゴレア、お風呂から出たら、沢山褒めて下さいね、悪いものを外へ出そうと頑張ってるので』

「うん！パパもパパ2号もいい子いい子！」