第4章 第三章
夜、いつものようにゴレアの髪を梳かす。
いつ触れても綺麗な髪だ。
「パパ」
『おや、どうしました?』
「パパ、今日も眠れない……?」
心配そうに小さく震えながら、私を見るゴレア。
嗚呼なんて愛らしくて……狂おしい。
『ゴレアは本当にいい子ですねぇ、パパが眠れるか不安なんですか?』
「うん……」
『……なら、パパに昨日と同じ事をしてくれますか?』
「いいよ、それでパパが眠れるようになるなら頑張る!」
ギュッと目を閉じ、遠慮がちに重ねられた唇に吸い付く。
ぬるりと舌を這わせ、ゴレアの口内をうねうねと動き回る。
短く息をするゴレアの頭を抑えながら、そっと抱き寄せて舌を奥へと入れる。
「んんっ……んっ……」
『っはぁ……ゴレア……舌、パパにも見せて……?』
引っ込められていたゴレアの舌を迎えに行くようにして、自分の舌で優しく撫でる。
しばらくして、ちろちろと可愛らしい動きでゴレアの舌が口の中へと入ってくる。