第3章 第二章
そういったパパの顔が急に近付いてきて、気が付いたら私はパパにキスをされていた。
親子でもキスしたりするってチャーリーお姉ちゃんが言ってたし、不思議ではないのかな?
でも確か、チャーリーお姉ちゃんは頬とかおでこって言ってたような気がするけど……
「んっ……!」
パパの舌が口の中に這いずり回ってくる。
少し苦しくて身じろぐと、逃がさないと言わんばかりに頭を押さえつけられ、更に奥へと押し込まれる。
喉にパパの舌が当たって苦しい……でもパパはやめる気がないみたいでずっと何かを探すように舌を入れてくる。
やがてパパの舌は、私の舌を愛おしそうに撫でるように絡まってきた。
ぬるぬるしてて変な感じだけど、パパの舌はパパと同じでとっても優しい事だけは分かる。
小さく吐息を漏らしながら、パパに応えるようにして同じように舌を絡めてみると、いい子と言わんばかりに頭を撫でられた。
パパに褒められるの嬉しいな、パパがゆっくり眠れるように頑張らなくちゃ!
「っはぁ……」
パパの舌が離れ、ようやくまともに息が出来るようになった。
苦しいけど、これでパパがゆっくり眠れるんだったら協力したいな。
『よく出来ました、いい子でしたねゴレア』
「パパ……これで眠れる?」
『ええ、ゴレアのおかげでぐっすり眠れそうですよ♡』
「良かった!パパがまた眠れなくなったら言ってね?」
『……ええ、すぐに言いますね。これはパパとゴレアだけの秘密ですよ?』
「うん!分かった!」
パパにギュッと抱きしめられ、私は目を閉じる。
大好きなパパに包まれて、凄く幸せ……おやすみパパ!
『……おやすみ、可愛いゴレア』