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もしも彼女が猫になってしまったら[dzl]

第5章 MENさんの場合


🐷「ただいま」

ガチャ……。

🐷「……?」

🐷「……まぁいいか」

🐷「……(洗面所に行こうとする)」

「にゃあ〜ん」

🐷「うお、え、何っ……?!」

「にゃにゃ〜ん」

🐷「悪い悪い、いると思わなくて……」

「にゃあ〜」

🐷「ん……?」

「にゃにゃにゃ?」

🐷「どうした、ユメ?」

「にゃにゃにゃにゃにゃ!」

🐷「ははっ、まるで猫みたいだな、ユメ……」

「にゃあ!」

🐷「うおっ?! は?! 何?!」

🐷「なんで飛びついてきたんだよ?!」(咄嗟にかわしている)

「ふしゃー!」

🐷「え……? なんで怒ってるんだよ……?」

🐷「って今度は逃げるのかよ……?!」

タッタッタッタッタッ……。

🐷「……なんか、散らかってるな」

🐷「おい、ユメ、どうしたんだよ……」

「ゴロゴロ……」

🐷「……やっぱなんかおかしいよな?」

🐷「もしかして今のユメは別の誰かとかなんじゃ……」

🐷「つってもじゃあ今のユメは誰だよって話になるが」

ガサッ……。

🐷「これは……?」

🐷「一日だけ猫になれるキャンディ……?」

🐷「おいおい、まさかこれ食って変になったとかじゃねーよな?」

「にゃあお!」

🐷「っておい、ユメ! そこはさすがに登ったら倒れるでしょーが!」

「フシャー!」

🐷「いてぇ! 本気で引っ掻いてきやがった!」

🐷「俺を怒らせるとどうなるのか教えてや……」

グラッ……。

🐷「ユメ、そこは倒れ……!」

ドガシャーン……!

「ふにゃ……?」

🐷「大丈夫か? ユメ……」

「うにゃあ!」

🐷「はぁ?! なんで引っ掻くんだよ!」

「にゃ〜!」

🐷「あ、おい、待て、猫みたいなユメ!」

ドタバタドタバタ……!

騒々しい一日だったが、なんだかんだ面倒を見てあげるMENさんだったとさ☆

おしまい
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